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こんにちは。
昨日は会いに来てくれてありがとうございます。
「早く手紙を読め」と伝えに来てくれましたね。
たったそれだけのことでも、あなたに会えたことで最高の一日になりました。
手紙は私の家の中のクローゼットの中の箱の中の本の中の表紙から少し先のページに挟んで大事にしまっていました。
あなたの言う通り、緊急の用件だったら困りますね。
次はもうちょっと早く開けるようにします。
それでも心の準備が出来ないことがあるので、三年ほど待っていただけると助かります。
さて、あなたの手紙を拝見しました。
私への日々の感謝が綴られていましたね。とんでもない。
私の想いは、あの時伝えたとおりです。
あなたを愛しています。
これだけは、どうしても伝えておきたかった。
あなたは『アンスールの献身に何を返せるのか?』と悩んでいると書かれてました。
私はあなたが居るだけで、十分なのです。
あなたが幸せそうに笑ってくれれば。
何かに挑戦し続けてくれれば。
これからも、あなたの輝きを見ることが出来るのならば。
そして、時々でもちょっとでも本当に少しでも欠片でも私のことを考えてくれるのならば。
私にとっては、それだけで十分なのです。